乳児アトピーの治療は掻き癖をなくすこと
引っ掻いているのをつい叱ってしまう、掻いているのを見るとイライラする、ウチの子だけ肌が赤く腫れてて悲しくなる…。
そして何より子供が可哀そう。
赤ちゃんがアトピーで苦しそうにしている姿を見るのは、親としてもとても辛いものです。
統計によるとアトピー性皮膚炎の乳児は約10人に1人です。約80%はいずれ症状が落ち着きます。しかし最近は大人になっても状況が改善しない人も増えています。
実はアトピーは乳児の頃にどんな対応をしているかで、将来アトピーが治るかどうかが大きく左右されるのです。
アトピーは、
引っ掻く ⇒ 湿疹・炎症が悪化 ⇒ また痒くなる
という悪循環によって悪化します。このときに最も気をつけることが「掻き癖」をつけさせないことです。アトピーの湿疹や炎症のほとんどは引っ掻くことが原因で起きています。
さらに乳幼児の段階で掻き癖がついてしまうと、将来も環境の変化やストレスで引っ掻くようになり、結果的にアトピーが再発してしまいます。
つまりアトピーを治療するとは、肌の炎症や痒みがなくなるだけではなく、乳幼児の頃に掻き癖を取り除くことなのです。
対症療法と根本治療
小児科や皮膚科でアトピー性皮膚炎と診断されてるとステロイドが含まれる薬を処方されます。誤解が多いのですがステロイド自体は過剰に恐れるものではありません。
湿疹してしまっている部分の炎症による痒みを抑えるにはステロイドを利用するのが有効です。
しかしながらステロイドはあくまでも対症療法で、痒みの原因そのものを治療するわけではありません。根本治療ではないのです。
アトピーには、
1.完全治癒と呼ばれる完全にアトピーがよくなり掻き癖もなくなった状況と
2.寛解(かんかい)と呼ばれる一時的に症状が治まっているが掻き癖がなくなっておらず将来的に再発のリスクが高い状況があります。
つまり肌の湿疹や炎症がなくなっただけでは本当に治ったとは言えないのです。
アトピーは生活習慣病などと同じで早期に発見して適切な治療をすることで治せる病気です。「乳児アトピー」と呼べる時期(=早期に発見された時期)のうちに適切な対応をすることで、赤ちゃんのアトピーは完全治癒できる確率が高まるのです。
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